好きだから諦めない~東大生社長 石川聡彦さんの飽くなき挑戦~

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「ビジネス界のトップに立ちたい」
このように語るのは、東京大学工学部3年の石川聡彦さん。Goods Inc.の創設者であり、CEOでもある。幼少期から小学5年生の間には歌舞伎役者としても活動し、一度は歌舞伎の道を志もしたが、血筋が何よりも重要視される封建社会において「ここではトップに立てない」ことに早々に気づき断念。その反動か、負けず嫌いな性格も相まって中学生の頃から「いつかどこかの世界でトップに立ってやる」との想いを抱き、現在は若き起業家としてビジネスという広大な世界に果敢に挑んでいる……が、今のところその挑戦は連戦連敗に終わっているという。失敗にもめげず、夢に向かってひたむきに突き進んでいる石川さんのこれまでの足跡と今後のビジョンについてお聞きした。

石川 聡彦(いしかわ あきひこ)

1992年10月22日生まれ。神奈川県出身。東京大学工学部、SoftbankAcademia在籍。幼少期、歌舞伎子役として約6年間活動する。在学時、大手教育機関内でRD戦略教育研究所の創設などを行った後、2014年Goods株式会社を創業。IT事業を主軸として様々な事業展開を行い、現在は「RapidPass」というお弁当の予約注文サービスをリリースしてサービスを展開中。

~1st Step~ 甘くはなかったビジネス界

「どこかの世界でトップに立ちたい」中学生でそう思ったときに、最初に思い浮かんだのがビジネスの世界でした。政治にも興味はありましたが、年齢にもバックグラウンドにも関係なく自分のやる気と努力次第で上に行くことができるという点では、ビジネスを置いてないだろうと考え、ビジネスの世界にとても魅力を感じました。
その想いをずっと抱き続け大学生になった僕は、一日の大半の時間を費やしていた受験勉強から解放され、やっと活動ができる!と大変うれしく思いました。しかし、いざ時間ができても、何から手を付けてよいのかさっぱりわからない。そこで、1~2年生のときにはある会社でインターンを始め、一つの事業を立ち上げました。この経験で手応えを感じた僕は、2014年の6月に “Goods Inc.” という会社を創業し、 “Goods” というアプリの開発に着手したんです。Goodsは上質な商品だけを厳選し、それを個人個人に合わせた形でレコメンドしてくれるアプリで、その当時はまだ世の中にないとても素敵なサービスだと思ったのですが、結果から言うと全くの失敗に終わってしまいました。何とかローンチには漕ぎつけたものの、ニーズを掴み切れていなかったし、プロモーションもすごく下手。その上、形だけでも起業したことでのぼせ上がっていて、社会のシステムにも無知であり、失礼な言動も多くて大人の先輩にこってりと絞られました(笑)

~2nd Step~ 再チャレンジbut予期せぬところからの横やり

こうした経験は、黒歴史的な苦い思い出ですが、兎にも角にも一度行動してみたことで、次へのハードルが格段に下がりました。まがいなりにもサービス企画から開発、マーケティングまで手探りですが一通り経験してみたために、順序のようなものを理解することができたし、最初に失敗をしたので失敗することがあまり怖くなくなったんです。そうして様々な反省とフィードバックを踏まえて制作したのが、 “ラビデリーワークス” というサービスです。これは、ちょっとした手助けを欲している学生と、授業の空き時間にお小遣い稼ぎをしたいと考える大学生をマッチングするサービスで、例えば、お弁当を買いに行く時間がない人のお弁当を買いに行ってあげたら100円とか、レポートを手伝ってあげたら500円とか。そういった需要はみんな持ってるだろうなと思い、ノリが良くてITリテラシーの高い学生が多いSFCでのリリースを決定しました。今度こそは!と意気込んでいたのですが、β版も完成していざ提供開始!という段になって、提供を行おうと思っていた大学の教務課の方から「人のキャンパスで何勝手なことしとるんじゃーー!!」と怒られ、出禁を食らってしまったんです。出鼻を挫かれる形でとん挫してしまいました。最近はどの大学も部外者に厳しいですからね……
しかし、良くも悪くもそうした活動で注目してくれる人が大幅に増え、たくさんのご助言もいただいたことで、それから3か月後の2015年10月に “RapidPass” という(僕的には)虎の子のサービスをテストリリースするに至りました。

オフィス

(ワクワク感あふれる渋谷オフィスで日夜開発に取り組む)

~3rd Step~ 満を持しての現製品 “RapidPass”

RapidPassは一言で述べると「お弁当の予約注文アプリ」です。提携飲食店のお弁当を事前にアプリで注文しておけば、ユーザーはコンビニやランチ屋台の行列に並ぶことなく、熱々のお弁当を食べることができます。以前から、50分ほどしかない貴重な昼休みの時間の半分をランチを求めるのに使うのはもったいないなあと感じており、その不便を解消するべく「自分が使って便利かどうか」を究極の軸としながら、ラビデリーワークスの時にお世話になった方々のヒアリングも参考にしながら作りました。着想からリリースまで約2ヶ月。仲間とともにシンプルな機能のアプリを作り、まずはテストリリースという形で周囲の友人と提携店舗に導入いただき、フィードバックを得ながらアプリの完成度を高めてきました。昨年11月には正規版アプリをリリースし、現在は東京大学本郷キャンパス周辺の3店舗、早稲田大学キャンパス周辺の5店舗と提携し、カレーやからあげ弁当など学生に人気のお弁当を即座に、かつリーズナブルな価格で提供することができています。

無題

~And Then…~ 好きだから諦めない

今後はRapidPassの提携店舗数、学生ユーザー数を増やしていき、、軌道に乗せることができればオフィス街などにも展開していきたいと思っていますが、どうなるかはまだわかりません。「3度目の正直」という言葉もあるので、今度こそはと思ってはいますが、もしかしたらまた失敗するかもしれない。それでも、自分で事業を興して会社を回していくというのはとても楽しくて、やればやるほどのめり込んでいく自分がいます。それは、好きだからこそだと思うんですよね。すぐには成果が出ないかもしれない、失敗続きかもしれない、それでもやってみなければわからないこと、やってみたからこそ学べることがたくさんある。僕も最初は何をやっていいのか全然わからなかったし、いざ始めてみても連続で失敗してしまったけれども、興味があったからわからないなりにとにかく行動してみました。そうしたら、営業をかけたお客さんからフィードバックをもらえたり、ビジネスの先輩がアドバイスをくれたりもしました。RapidPassもまだまだ未熟だし、自分自身も足りていないことだらけですが、これからもいろいろな場所へ足を運び、たくさんの人に会ってフィードバックをいただきながら、自分のやりたいことを実現していきたいと思います。


石川さんとお話をしてとても印象的だったのが、満面の笑顔で「ビジネスが好きです」と話されていたことだ。 “好き” なことがあって、さらにそれを形にすることが出来る人がどれだけいるだろう。石川さん自身もまだ完全に成功されているわけではないが、こうして自分の “好き” に向かって挑戦し続けることはなんと素敵なことだろうか。

さいごに、そんな石川さんからこの記事を読んでくださった方限定で、RapidPassの初回サービス券をいただいた。RapidPassのアプリをダウンロードの上、招待コード「oute」を入力すると初回のお弁当が無料となるクーポンだ。ぜひアプリをGETして、熱々のお弁当を待たずに楽しんでほしい。ダウンロードはこちらから!


 

アウトエリート編集部

アウトエリート編集部

若き異端児達の“自”論展開メディア「アウトエリート」編集部。ちょっとした瞬間や毎日の生活の中で役に立つ…かもしれない知的な情報を上手いこと編集して流していきます。

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