OB訪問を相談タイムだと思っている君たちへ、就活と美味しいご飯だと理解しろ

visit_the_graduate_eye

さて、就職活動を控える学生の皆様におかれましては、OB訪問の誘いがそろそろ増え始めている頃だろうか。

まだOB訪問の誘いなんてない?

それはとんだ失礼を。

本記事ではOB訪問がいかにオイシイ機会であるかについて、私自身の経験をもとに独断と偏見で伝えたいと思う。

著者:ガク
東京大学大学院在籍、外資系企業入社予定のアウトエリート。OB訪問は2つの意味で美味しいということを理解している誘われ上手。

そもそもOB訪問に意味があるのか?

そもそもOB訪問を行う理由とは、なんだろうか。

働く人の生の声が聞ける、業界やその企業を知れる、就職活動が本格化する前の面接慣れができるなど … 諸説ある。

先に言い切ってしまうと私はOB訪問は『内々定獲得最善ルートへの入口』だと考えている。

OB訪問が企業側の評価対象とされていることは既に少なくない数の学生が理解しているとは思う。しかし、OB訪問 ⇒ 再面談 ⇒ 内々定⇒本当にやりたい仕事に辿り着くまでの確率を甘く見ている人はまだまだ多いように思う。

OB訪問の際に優秀と判断された学生は、行きたい企業からの内々定獲得を達成しているのだ。

『OB訪問による内々定獲得』のメリット

さて、こう言い切ってしまうと聞こえてくるのは「内々定を獲得するだけならいわゆる通常の選考ルートでもよいでは?」という声だ。

もちろん問題はない。

しかし、通常ルートでの選考とはつまり、エントリーしてきた数千人の学生を企業側が『効率よく評価する』ためのルートであり、元より内々定をもらう実力を持った優秀な学生にとって時間と労力のムダにすらなり得てしまう。

いかに効率よく、そして本当に自分がやりたい仕事を獲得できるか、それを実現するために私がおすすめしたいのが『OB訪問を入口とした内々定獲得』なのである。

理由は以下のとおり。

◯具体的なOB訪問活用のメリット

  • (普段食べれないレベルの)美味しいご飯
  • 内々定獲得において費やす時間・労力の効率化
  • 入社前根回しによる配属リスク低減・自己ブランディングの確立

ついつい自分の経験上のイメージから胃袋的なメリットを最上段で紹介してしまったが、これがなかなか馬鹿にならない。

後に紹介するが、実際私の場合、連日OBとの食事会に呼ばれ、暫く食費ゼロ円(&リッチ飯)期間が発生したほどなのだ。

学生にとって中々無視できないメリットだと思う。が、このことばかり書いていても仕方がない。

『OB訪問が胃袋に美味しいボーナスステージである』という部分は少々脇に置いて、その他のメリットである「OB訪問⇒内々定まで」を具体的な事例を用いて説明しよう。

◯参考:OB訪問 ⇒ 内々定までの具体的な流れ(ガクの場合)

私の場合の具体的な流れは、例えば以下のような感じだ。

12月某日
【OB訪問】12:00 ~ 13:00:総合商社 ランチ(丸の内)
【選考】14:00 ~ 15:00:外資系投資銀行 選考(恵比寿)
【OB訪問】20:00 ~ 22:00:ベンチャー ディナー(渋谷)

そしてまた翌日・・・
【OB訪問】12:00 ~ 15:00:日系大手IT ランチ(汐留)
【選考】16:00 ~ 17:00:ベンチャー 選考(渋谷)
【選考】18:00 ~ 18:30:ベンチャー 選考(渋谷)
【OB訪問】19:00 ~ 22:00:日系大手メーカー ディナー(品川)

休日も・・・
【選考】9:00 ~ 11:00:外資コンサル 選考(六本木)
【選考】14:00 ~ 15:00:外資系投資銀行 選考(丸の内)
【OB訪問】20:00 ~ 22:00:日系大手メーカー ディナー(丸の内)

ご覧のとおり、連日連夜OB訪問の予定が入っている。

そしてほぼ全てのOB訪問について、終了後に「よければうちの企業を受けませんか?」とインバウンドで人事から連絡がくる。

あとはスケジュール調整のみ。自分用にカスタマイズされた特別選考枠で面接を設定される。

この特別選考枠というのが非常に魅力的なのだ。

※特別選考枠とは?
企業側が特例的に設ける『優秀な学生専用のショートカット的採用フロー』のこと。このルートに入る方法はいくつか存在するが、OB訪問からのルートが最も簡易で魅力的な気がする。

通常選考ルートでは、数千の学生が提出するエントリーシート、パスして当然のテストや集団面接・グループディスカッション、その後にやっと面接に入る。

しかしOB訪問で優秀と判断された一部の学生は、通常選考ルートの前段ステージをスキップしていきなり個人面接に招かれたり、より特例的な選考過程が用意されたりと大幅なショートカットをすることが可能なのだ。

もちろんテスト等も受けるが、面接と同日設定してもらうことも可能で、形式上受けるだけとなる。

企業側としてもOB訪問で会った優秀な学生にテスト・グループディスカッション等をさせて、その間に他の企業に決められてしまうようなことは避けたいのだろう。

そして、いつの間にか内々定獲得… という状態になるわけだ。

ここまでくれば内々定応諾もしくは応諾後の引き留めとしてインターンシップを企業側から打診されることになる。

OB訪問や特別選考で伝えてきた私の「やりたいこと」を実現出来る部署で入社前から実際の仕事に取り組むことも可能になるのだ。

もちろん入社後もそのままその部署で…。なんてことも十分ありえるため、入社してから希望と違う部署に配属されるようなリスクも低減できるのだ。(特にベンチャー企業、ベンチャー気質がある会社はこの傾向が強い)

OB訪問はお願いせず、誘われる側にならなければいけない

こうしてOB訪問のメリットばかりを書き連ねていると、「そもそもこんなに多くのOB訪問先を見つけてアポイントを得ること自体が大仕事ではないか?」という疑問の声が聞こえてきそうだ。

が、それに関しても「大きな間違いだ」と言わせてもらおう。

確かに全てのOB訪問において学生から企業にお願いする形でアポイントをとっていれば、それは膨大な手間となってしまうだろう。それだけで疲弊してしまうなんてことも・・・。

だが、企業側から誘われるOB訪問であればこのデメリットが殆ど存在しない。

つまりOB訪問は、「企業にお願いする」立場ではなく「企業から誘われる」立場になればよい訳だ。

少し極端な言い方をすれば、優秀な学生の場合自然とこの形になるようにできている。時期が来れば企業から勝手に誘いが来るものなのだ。

冒頭でも少し触れたが、就活の時期を前にして企業からのお誘いがないようでは既に大きく出遅れていると考えるべきなのだ。

○なぜOB訪問をお願いする学生は『出遅れている』のか

就職活動以前に企業とつながりを作る機会などいくらでも得られる。

スタート時点でまだつながりのない学生は、つながりがあり、かつ既に高評価を受けている学生に対して最初からビハインドを背負っていると言えるのだ。

この遅れを取り戻すには、就職活動の期間はあまりにも短すぎる。

言い切ってしまえば、『就職活動がはじまってから能動的にOB訪問を行っていても遅い』のだ。

OB訪問に『誘われる』ためにまずは成果を出せ

では、どのようにしてOB訪問の誘いを受ける側になればいいのだろう?

答えは単純。

パブリックな場において明確な成果を出すだけで良いのだ。

それは、研究活動、NPO活動、ビジネスコンテストや起業など正直なところなんでも良い。目に見える成果以上に信頼できる要素はないのだから。

優秀なあなたの強みを活かせる場を選び、心血を注いで成果を出せば、自ずとつながりが生まれることだろう。そして、そのつながりは後に効いてくるはずなのだ。

まだOB訪問の誘いを受けていない方々は、今からでも良いので明確な成果を出してほしい。それが無理な人はこちらから頑張ってください。

さいごに

本記事は、OB訪問を考えている学生の皆様を対象としている。

周囲に流されてそろそろOB訪問をしようかなと考え始めている思考停止系量産型学生の皆様におかれましては、可及的速やかに考えを改めていただきたい。

皆様もOB訪問は2つの意味で美味しいということを理解して貰えれば幸いである。

アウトエリート編集部

アウトエリート編集部

若き異端児達の“自”論展開メディア「アウトエリート」編集部。ちょっとした瞬間や毎日の生活の中で役に立つ…かもしれない知的な情報を上手いこと編集して流していきます。

You may also like...