海外で挑戦することがリスク?今だから思う「日本にとどまる」リスクについて

こんにちは、後のせサクサクです。僕は今、日本の大学を休学してシリコンバレーで働いています。渡航を決意したときは、日本の友人から「よくそんなリスク取るな~」と言われました。

え?

僕からすれば、日本にとどまることの方がよっぽどリスクだったと思うのですが?変ですかね?

というわけで、今回はそのあたりのお話をしたいと思います。

著者:後のせサクサク
日本での充実したインターンを過ごすうちに、もっと揉まれたい衝撃に駆られ、パソコン1つでシリコンバレーに単身乗り込んだアウトエリート。

そもそも海外に出た理由

日本ではとあるスタートアップ企業でインターンをしていました。それなりに大きな仕事も任せてもらえたこともあり、休学してフルタイムでコミットしていました。とにかく面白かったです。

プログラミングとかエンジニアリングにどんどんのめり込むようになり、オープンソースのプログラミング言語の開発などに時間を割くようになりました。そうこうするうちに、海の向こうのスーパーエンジニアと関わる機会も増え、思考が海外に向いていったのです。

だから、シリコンバレーと呼ばれる地域に飛び込めば、そんな自分を思いっきり揉みしだいてくれると考え、休学を延長してパソコン一つで海を渡ったわけです。

だって嫌じゃないですか。日本に残って海外に思いを馳せながらモヤモヤと過ごすなんて。

ここだけの話、アメリカンドリームを完全になめ腐っていたのでアップルあたりなら突撃すれば入れてもらえるんじゃないかなって普通に思ってるところもありましたが…(その辺りの話はこちらの記事でどうぞ)

海外に出たおかげで、自分はこうなれた

で、海外に出てからはとにかく時間がたくさんあったので、「あーあれいつかやりたいな」と思っていたことがほとんどできました。僕の場合は、自分のプログラミング言語をつくる、作りたかったアプリをつくる、英語、筋トレなどなど。。。

すると見えてくるんですよ。自分が1番やりたかったこと、1番優先にしなければならないことが。

僕が生きているうちに絶対成し遂げたいことは、自ら作った人工知能にフィールズ賞(数学のノーベル賞)を取らせることです。でも、日本での多忙に埋もれてしまっていて…

1番やりたいことのはずなのに、毎日の生活の中で優先順位が下位に落とされていたんです。

人工知能を作るにあたり、現状存在する言語では表現力に乏しいと思っていたこと、新たな言語の開発が必要だとずっと思っていたこと。これらを拾い上げることができたんです。

他にも価値観や自ら規定するモノの純度が高まったことは僕にとって非常に大きな変化です。

家族や身近な人との時間を大事にすべきであるだとか、海外よりも結局、自分の育ったアジアや日本、地元をどうにかしたいなーという想いに確信が持てました。

日本では絶対に起き得ないことが起きる

日本でしか経験できないことがあるのは分かっていますが、日本にいるだけで、そこで起きていることがすべてだと思っていませんか?ってことです。

でもそれって、単に自分の半径5mかそこらで起きているだけのことが多いわけで…

そもそも、こんなことすら日本を離れるまで考えたこともなく、実感もないまま過ごしていたわけです。

海外では、ほぼ毎日のように想像の出来ないことが起きます。日本語を母国語としていない人に会うだけで、その考えに非常に感銘をうけるものです。言語が思考を司るとは上手く言ったもので、まさにこれを体験できるだけで本当に違います。

中でも特に僕が感銘を受けたのは、UCバークレーに客員としてお越しになっていた教授のお話です。

良いランダムを作るには、結局のところ原子崩壊の不確定性を用いるしかないという乱択性のお話や、肉体が滅びる滅びないなどは大した問題ではなくて、それよりも自己言及性が大事なんだという生き様の哲学を情報科学や知性科学に結びつけるお話は、ずっと聞いていたいと思うほどワクワクしました。

とにかく、想像を超えてくる出来事や出会いは楽しいです。

日本にとどまっていたらこうなっていた…たぶん

もし、日本にずっと居たらどうなっていたか想像すると…

正直、休学して契約社員になるほど日本のインターンにのめり込んでいたし、給料も巷で言われる新卒よりも高く、その他の条件もすごく良かったので、学校に戻れなくなってストックオプションの行使まで続けていたでしょうね。

ただ、希望的に観測して上場が5年後だとして28歳。高卒で日本のベンチャーしか経験が無い人間となり、学術的な世界に戻ることも辛くなり、そのまま日本の適当な企業をフラフラしていたことでしょう。

自分の選択肢が少なくなっていることに気づくことすらなく・・・。

多くの方に「若いのに海外で挑戦するなんて偉い。よくリスクとれるね。」と言われますが、もし今自分が日本にとどまっていた時の事を考えるとそれこそがリスクだったなと思います。

ホームシックになったり、美味しいお寿司や深夜のラーメンが恋しくなることもありますが、本当に来てよかったです、カイガイ。

それではまた。
後のせサクサクでした。

アウトエリート編集部

アウトエリート編集部

若き異端児達の“自”論展開メディア「アウトエリート」編集部。ちょっとした瞬間や毎日の生活の中で役に立つ…かもしれない知的な情報を上手いこと編集して流していきます。

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